こんにちは。藤島園看護室です。

今回は、熱中症についてお話させていただきます。福井も暑い日が続いておりますが、体調の方はいかがでしょうか。暑いと心配になるのが、熱中症です。熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かなくなり、様々な症状が現れます。症状としては、立ちくらみ、頭痛、気分の不快、大量の汗、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感、意識がもうろうとする等です。熱中症が起こりやすい場所でイメージされるのは、炎天下で長時間過ごしたり、暑い中で過度な運動をしているケースが思い浮かぶかもしれませんが、室内でも熱中症になるケースも少なくはありません。熱中症を予防するためには〇暑さを避ける:外出時はなるべく日陰を歩く、帽子や日傘を使いましょう。室内では扇風機やエアコンで室温、湿度を調整しましょう。ブラインドやすだれの活用も良いですね。〇服装を工夫する:外からの熱の吸収を抑え、体内の熱をスムーズに逃す服装が望ましいです。薄着になりがちですが、肌着を着用した方が肌着と服の間に空気層が出来ることで熱の上昇を抑えられます。〇こまめな水分補給:コーヒーや緑茶などのカフェインが多く含まれる飲み物やアルコール類は利尿作用がある為適しません。麦茶などミネラルが含まれている飲み物が適しています。〇暑さに備えた体作り:涼しい時間帯に運動を行い、汗をかく習慣を身に付けることも大事な予防法のひとつです。

体調を崩されない事が重要ですが、もし熱中症と思われるような症状が現れた場合は最寄りの医療機関に相談しましょう。暑さに負けず、元気に夏を楽しんでください。