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12月看護師からの豆知識(ヒートショックについて)

2024.12.30【ブログ】藤島会グループ

こんにちは。藤島園看護師です(^^)/

今年ももうすぐ終わってしまいますが、皆様はどのような1年だったでしょうか。

外は雪もちらつき、寒さも厳しくなってきて体調も不安定になりがちですね。毎年、この時期になるとお話しています、ヒートショックにつてを今回もお話させて頂きます。

お家の中でも、暖かい部屋と少し冷えている場所があると思います。私自身も億劫に感じるのが、暖かい部屋で過ごしている時にトイレに向かう時です。ブルっと震えながらトイレに向かう事はありませんか?その温度の差が体には負担になっているのですね。

ヒートショックを起こす事でよく知られている場所はお風呂場です。暖かい部屋から浴室に移動すると体は室温の急激な変化から体の筋肉も血管もびっくりして血液の流れるスピードが変ったり、血圧の変動が起きたりします。

そこで、ヒートショックを起こさないための予防法を挙げてみます。

〇食後は1時間以上空けてから入浴しましょう。

食後は消化器官に血液が集まり、血圧はやや低くなっています。そこに入浴をするなど血圧を上げる行動をすると、血管内の変動がより大きくなり、ヒートショックを引き起こしやすくなります。

〇お酒を飲むなら入浴後にしましょう。

人の体温が一番安定する時間帯は1619時といわれており、この時間帯に入浴する事が推奨されています。お酒を飲みたい方は、夕方に入浴し、その後に晩酌にしてみてはいかがでしょうか。

〇部屋間の温度差をなるべくなくしましょう。

と言いつつも、なかなか難しいですね。例えば、冷えているトイレの便座は温かくしておく事や脱衣所には小さな暖房器具を置いてみたり等工夫をされてみると良いかもしれません。浴室であれば、浴槽にお湯を溜める際には蓋は閉めず開けた状態でお湯を溜めると、湯気で浴室は少し暖まりそうですね。

〇便秘は改善しましょう。

冷えたトイレで、排便の際にいきみすぎると心臓への負担が高くなると言われています。皆様もご経験ありませんか?頑張って便を出したときに「やっと出た~、スッキリした~」という・・もしかすると、その時間をかけて排便した後のスッキリ感の時に血圧も急激に下がっている可能性があります。そうすると、いきんで血圧が上がり、排便で血圧が下がるという乱高下が激しくなります。その為、普段から便秘も改善するよう心掛けましょう。

他にも気を付けなければならない事は沢山あるとは思いますが、まずは室温を適度に暖め、家中の温度差を少なくして体への負担を軽くする事を心掛けていただきたいです。

寒い時期には、年齢問わずヒートショックを起こす可能性があるという認識があるのとないのでは、危険性は大きく異なってきますので、ご注意ください。

厳しい福井の冬を元気に乗り越えましょう。今年も1年ありがとうございました。よいお年をお迎えください。来年もよろしくお願い致します(*’’)

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