DWAT第一陣が無事帰還しました。藤島園から参加した看護統括主任から被災地の状況を伝えてもらいます。
この度、1/17~21の5日間石川県の珠洲市の高齢者施設に行き、災害支援をさせて頂きました。災害発生後2週間程度は施設での生活継続を何とか続けておられましたが、水道の復旧が整わず、ご利用者様の生活も安定という訳ではない事から、安全な場所へと避難して頂くこととなり、搬送のお手伝いをさせて頂きました。自衛隊や救命医師の協力の元、入所中のご利用者様の半数が無事に避難する事が出来ました。
残られたご利用者様には、自衛隊から給水していただいた水をストーブで温め、足浴や顔拭き、希望があれば背中などを拭いて差し上げました。温かいタオルは何日ぶりだったでしょう・・・ご自身で顔をゴシゴシお拭きになり「気持ちいいわ~」と満面の笑みを浮かべておられました。
施設にお伺いしたところ、数日中には全ご利用者様を別の場所へ避難して頂き、施設の修復に力を注ぎ、安心してご利用者様が帰って来れる環境に戻したいとの事でした。
私達は、たったの5日間の支援でしたが、大変貴重な体験をさせて頂きました。日々、何気に使用している電気、ガス、水、通信機器等々、他にも大切なライフラインですが、1つでも欠けると、人間の生活が不便に一変してしまうのだと実感しました。石川県も今全力で頑張っていると思います。私達も今回の支援だけで終わるのではなく、隣県として今後も応援し続けていく事と、また観光が出来る石川県に戻れるよう心よりお待ちしております。
今回の支援に参加させていただき、ありがとうございました。