看護師からの豆知識『2月』フレイルについて
2023.02.23
こんにちは。藤島園看護師です。(^^♪
立春も過ぎ、寒さも緩んできたように感じますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。
気持ちの良い日差しがある時には、どの様にお過ごしでしょうか。暖かそうに見えても、まだ気温は低い場合も多くあるかと思います。なかなか外出、散歩、運動といったアクティブに動き出せませんね。今回は、気を付けたい「巣ごもりフレイル」についてお話しさせていただきます。フレイルという言葉を耳にしたことはありますか?フレイルとは、加齢に伴って心身の活力の虚弱の事で、身体的にも社会的にも健康を保ちにくくなっている状態を示しております。コロナ禍でイベントの縮小や中止、計画もスムーズに実行できない事もあったり、身体を動かす機会を奪われてしまう場合もあるのではないでしょうか。運動不足になりがちですね。そんな中、特に何もしていなくても疲れを感じてしまったり、ちょっとした運動も億劫に感じることが増えてきたらフレイルに陥らないよう気を付けましょう。
フレイルリスクががあるのか、ご自身の状態をチェックしてみましょう。
Q1.以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思いますか いいえ はい
Q2.この1年間に転んだことはありますか いいえ はい
Q3.ウオーキング等の運動を週に1回以上してますか はい いいえ
Q4.週に1回以上は外出してますか はい いいえ
Q5.ふだんから家族や友人と付き合いがありますか はい いいえ
上記のチェック表は厚生労働省ガイドラインより抜粋しております。このチェック表では、青の回答が増えるよう定期的にチェックしましょう。
急に運動と言ってもなかなか難しいですよね。まずはお天気の良い日にはお散歩に行きましょう。万病予防には1日8000歩/早歩き20分が理想ですが、難しい場合は出来るレベルから始めましょう。
〇8000歩/早歩き20分
高血圧や糖尿病、脂質異常症を予防できる理想のウオーキング。健康長寿につながる最善の方法です。習慣化できるように毎日コツコツと2カ月は続けてみましょう。
レベル3 ★★★
〇5000歩/早歩き7.5分
認知症・心疾患・脳卒中など命に係わる病気を防ぐことが出来る目安です。フレイル予防にもなり、要介護・要支援リスクを減らします。
レベル2 ★★
〇2000歩/早歩き0分
1日に2000歩でも歩くことが出来れば寝たきりを防げます。トイレに行く時に遠回りする、足踏みをするなど家の中でも歩くようにしましょう。
レベル1 ★