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12月看護師からの豆知識(冬こそ大切な血管管理について)

2023.12.05【ブログ】藤島会グループ

こんにちは。藤島園看護師です(^^12月に入り、本格的に寒さが厳しくなってきていますが体調はいかがでしょうか。冷え込みが厳しくなってくると、お体のあちこちに不調が現れることも増えてきますので、ご自身のお体を労わってあげましょう。皆さんは日頃の血圧はどれぐらいなのかご存じでしょうか?時々測定をして、ご自身の血圧の平均を知っておくと良いかもしれません。年齢を重ねる毎に、血圧も上昇していく方も多く見られると思います。血圧を高いままにしておくと、血管も疲れてしまい動脈硬化に向かうことも考えられます。そこで今回は、冬こそ気を付けなければならない血管管理についてお話します。

高血圧と動脈硬化について

高血圧は常に血管に強い圧力がかかっている状態で、血管の壁はその圧力に対応しています。そのような状態が続くと、徐々に血管の壁が厚く、硬くなってきてしまいます。硬くなっている血管がもし傷ついたら、コレステロールなどが溜まり血管内が狭くなることも考えられます。その状態が動脈硬化と言われています。その状態が更に続くと、もっと深刻な病気を招いてしまう可能性もあります。

どうして冬に血管が必要なのかと言いますと

寒いと血管が収縮し、体温が逃げるのを防ぐ仕組みがあり、その収縮で血圧も上がります。ご自宅でも、お部屋の中は暖かくされているでしょうが、ほとんどの方は廊下やトイレ、脱衣所等、寒い箇所もあるのではないでしょうか。暖かい所から寒い所の移動で、急激な温度変化によって血圧も変動します。その温度変化による健康被害はよく耳にする「ヒートショック」です。ご自宅の中でも室温の差をなるべく小さくする事や、入浴後はゆっくりとお風呂から出たりなどの工夫をし、血圧の乱高下を防止していきましょう。

血圧を安定させるためにご自身で出来る事

Point!! 血圧管理の為の生活習慣の実践すべきこと

     塩分を控える:塩分を摂りすぎると血液の浸透圧を一定に保とうとして、血液中の水分が増えるため、体内を循環する血液量を増やすことになる為、抹消血管の負担が大きくなり、血圧が上昇していきます。

     肥満を解消する:肥満者は普通体系の方と比べ、約2~3倍多く高血圧にあるというデータがあります。肥満傾向だなと思われる方は、少しだけでも体重を減らすと血圧も下降傾向になるかも知れません☆彡ちなみに、体重を1Kg落とすと上の血圧が2mmHg下がるとも言われています。

     運動をする:適度に身体を動かしましょう。

     野菜や果物を積極的に食べる:野菜や果物に多いカリウムは塩分を体外に出してくれます。

皆さん師走で大忙しかも知れませんが、お体を大切に健康にお過ごしください