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お知らせ・ブログ

R4.1月看護師からの豆知識(ヒートショックについて)

2022.01.08【ブログ】藤島会グループ

こんにちは(^^)/藤島園看護師です。

寒い日が続いて、体もお辛いのではないでしょうか・・こんな日はこたつに入り、熱いお茶を飲んで温まりたいですね。しかし、温かいお部屋からトイレやお風呂に行かれると、温度差に思わずブルブルと震えたりはしませんか?この温度差が人の体にダメージを与えてしまう場合もあります。特に高齢者になると、温度差に対する体の防御反応もスムーズにはいかず、ヒートショックを起こしてしまう場合もあります。

◎なぜヒートショックを起こすのでしょうか

ヒートショックは「急激な温度変化で身体がダメージを受ける事」を指します。大きな気温、室温の変化によって血圧が急激に上下し、心臓や血管の病気が起こる事をヒートショックと呼びます。冬場、この季節における浴槽でのヒートショックが代表的です。

◎ヒートショックが起こる家の場所ははどこでしょうか

ヒートショックを起こしやすいのは、特に冬場のトイレ・洗面所・浴室などです。暖かい部屋と冷えた部屋とでは10度以上もの温度差があります。

◎入浴の際のヒートショック予防

1.脱衣所を温め温度差を減らす 2.お風呂の温度は38~40℃に 3.お風呂から出るときには急に立ち上がらずゆっくり立つ 4.入浴前は飲酒を控え水分補給する 5.入浴前は家族に声を掛けて入浴していることを知っていてもらう 6.湯船につかる前に必ずかけ湯をする 7.可能ならば浴室に手すりを設置する 8.入浴前に血圧測定すると良い 9.食後に入浴するならば1時間は空ける

◎トイレの際のヒートショック予防

1.暖房器具を設置する 2.いきみすぎないよう注意する 3.トイレ近くの部屋を寝室にすると良い

●消防署のセルフチェックシートで確認してみましょう°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

メタボ、肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症、心臓、肺や気管が悪いと言われた事がある

1

自宅の浴室には暖房設備がない

2

自宅の脱衣室には暖房設備がない

3

1番風呂に入る事が多いほうだ

4

42度以上の熱い風呂が好きだ

5

飲酒後に入浴することがある

6

浴槽に入るまでのかけ湯をしない または簡単に済ませる方だ

7

シャワーやかけ湯は体の中心からかける

8

入浴前に水やお茶などの水分を摂らない

9

一人暮らしである または家族に何も言わずにお風呂へ入る

質問にあてはまった回答数を数えてみてください。目安としては、5個以上当てはまった場合は「ヒートショック予備軍」となるので、生活や環境を改善する必要があるかもしれません。